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Wise(旧TransferWise)とCurfexどっちの海外送金が便利?海外送金サービスを徹底比較

Wise(旧TransferWise)とCurfexどっちの海外送金が便利?海外送金サービスを徹底比較

海外に住む家族や友人に海外送金を行う手段として、海外送金サービスがあります。

昔は銀行振込が主流だった送金手続きですが、今はスマホ一つで手続きを済ませられる海外送金サービスを利用する人が急増しています。

海外送金サービスはさまざまな会社が運営していますが、その中でもすでに知名度が高いWiseと、最近利用者がどんどん増えてきているCurfexに今回は着目してサービスを紹介していきます。

「どっちのサービスの方が手数料が安いの?」

「利用者の口コミにはどう言った意見があるの?」

そういった疑問点を解決すべく、この記事ではWiseとCurfexそれぞれの海外送金サービスの概要や特徴を整理しながら、これら2つの海外送金サービスについて徹底比較を行います。自分にとってより魅力的なサービスはどちらかをぜひ検討してみてください。

Wise(旧TransferWise)の海外送金サービス基本情報


まずはWiseの海外送金サービスについて概要を整理していきます。

Wiseは2016年から日本での取引を開始した海外送金サービスです。もともとは「TransferWise」という名称で運営をしていましたが、2021年より「Wise」に名称を変更し、今では1000万人を超えるユーザーが利用しています。

使用できる通貨の種類や、送金対応が可能な国の多さがWiseの大きな特徴。通貨に関しては、ドルやウォンなど利用者が多いメジャーな通貨をはじめ、52種類の通貨を対象とした取引が可能となっています。

また、世界77ヶ国を対象に送金が可能となっているので、海外出張や海外ボランティアなどで複数の国へ足を運ぶような予定があっても、Wiseなら各国への送金に対応していることが多いので送金手続きを進めやすいです。

さらに、Wiseは海外送金を事業とするにあたり、国が定める資金移動業者の資格も保有しています。認可がおりている会社が運営する海外送金サービスですので、不正などが行われる心配もなく安心してサービスを使うことができるのも重要なポイントです。

サービス名

Wise(旧TransferWise)

運営会社名

ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社

(本社:Wise Paymants Limited)

設立年

2014年(日本での取引は2016年から開始)

資金移動業者の資格有無

有り

送金可能な国の数

77ヶ国

対応可能な通貨の数

52通貨

年会費

無料


Curfexの海外送金サービス基本情報


続いて、Curfexの海外送金サービスに関する基本情報をみていきます。

Curfexは2015年に誕生し、毎月60億円を超える取引が世界中で行われている海外送金サービスです。もともと香港に本社を構えて設立した会社になりますが、のちに日本法人も設立しており、現在では日本人ユーザーもどんどん増えてきています。

Curfexの大きな特徴としては、送金手数料が非常に安いということです。

一般的に海外送金を行う金融機関や送金サービスでは、市場で示されている為替レートに手数料を加えた独自の為替レートを設定します。この独自の為替レートをもとに通貨の取引を行うことが多いのですが、Curfexでは市場のレートそのままのミッドマーケットレートを用いているので、必要以上の手数料が発生しません。

また、国が定める資金移動業者に関しても資格を保有しており、金融庁からの認可も受けています。万が一Curfex側で債務不履行が発生した場合でも、金融庁に保証金を預けていることからユーザーが利用するお金が急に払われなくなるような心配もありません。

安全性や信頼性を保証されているという点もCurfexの大きな特徴になります。

サービス名

Curfex

運営会社名

Curfex Japan株式会社

(本社:Curfex (HK) Ltd.)

設立年

2015年

資金移動業者の資格有無

有り

送金可能な国の数

48ヶ国

対応可能な通貨の数

22通貨

年会費

無料


項目別に海外送金サービスを比較


WiseとCurfexに関しての基本情報に関しては上記に示しましたが、ここからは海外送金サービスを選ぶ際の判断項目別に、各サービスの特徴を整理していきます。

海外送金サービスのどういった部分を重要視すればいいかという項目を下記に示していきますので、各項目に関するWiseとCurfexの詳細情報をチェックしておくことをおすすめします。

手数料

まずは手数料に関してですが、WiseとCurfexはどちらも海外送金手続きを行うサービスの中では非常に安く手数料を抑えられるというのが特徴です。

海外送金でかかる手数料というのは一般的に以下のような種類が挙げられます。

送金手数料

送金手続きを行う金融機関・サービスに対して発生する手数料。

受取手数料

送金したお金を受け取る銀行にて発生する手数料。

一般的にこれは銀行送金を利用した際にかかる。

中継銀行手数料

送金銀行から受け取り銀行に辿り着くまでに経由した銀行に対して発生する手数料。中継する銀行の数が多ければ多いほど手数料もかかる。これは一般的に銀行送金を利用した際にかかる。

外国為替手数料

各銀行や送金サービスが為替レートに手数料を上乗せしている場合に発生する手数料。実際の為替レートと各金融機関が定めるレートの差額が多いほど手数料は高くなる。


銀行送金に関してはこれら4つの手数料が毎回発生しますが、一方で海外送金サービスでは送金手数料と外国為替手数料のみが発生するケースが多く、銀行送金特有の受取手数料や中継銀行手数料は基本的に発生しないです。

また、WiseとCurfexでは為替レートに上乗せの手数料を設定していないので、実質送金手数料のみが発生する仕組みとなっており非常にお得に手続きを進められるのが特徴となります。

Wiseの送金手数料としては、送金先の国に対して定められている固定手数料が発生するようになっています。一方Curfexでは、初回では送金手数料が無料、2回目以降は送金額に対して1%の手数料が発生する仕組みです。

定額の手数料で想定以上の出費を避けたい場合はCurfexが利用しやすいですし、固定手数料が安い国への送金を何度も行うのであれば、Wiseでも不自由に感じることはないでしょう。

送金日数

2つ目の判断項目としては、送金日数に関してです。

これは海外送金の手続きを行ってから、送金手続きが完了するまでの日数のことを指しますが、急ぎの送金が必要となった場合などはなるべく送金日数が短いサービスを利用する方が便利です。

銀行送金と海外送金サービスを比較すると、圧倒的に海外送金サービスの方が送金日数は短くて済みます。一般的に銀行送金では5日〜7日程度の送金日数が発生するものの、海外送金サービスでは3日前後のところが多いです。

ではWiseとCurfexの送金日数に関してはどうでしょうか。

送金日数に関しては、WiseとCurfexどちらに関しても即日もしくは1営業日〜2営業日以内での対応となっており、非常に迅速であることが特徴です。

送金先の国や通貨によって送金日数のブレは多少あるものの、どちらのサービスも2営業日以内には対応が完了していることがほとんどなので、非常にスピーディーに手続きを済ませられます。

なお、送金日数に関してはWiseとCurfexどちらを利用しても大きな差はなく、どちらもスピーディーな対応を実現してくれる優秀な海外送金サービスと言えます。

為替レート

3つ目の判断項目は、為替レートについてです。

海外送金手続きを進めるにあたって、多くの金融機関・サービスでは市場の為替レートに対して各企業で設定した手数料を上乗せし、独自の為替レートを定めていることがほとんど。

為替レートで発生する金額なので一見どのサービスでも同じ金額だと思い込んでしまいがちですが、実際は各サービスでレートの金額が異なり、発生する手数料にも大きな違いが出てくるので「隠れ手数料」とも呼ばれています。

この「隠れ手数料」の有無についてですが、WiseもCurfexもどちらのサービスに関しても「隠れ手数料」は発生しません。

これら2つのサービスは、どちらも市場の為替レートをそのまま利用しており、独自で手数料を上乗せしていないために、為替手数料を支払わなくて済むのです。

独自の為替レートによる「隠れ手数料」をなるべく支払いたくないのであれば、WiseとCurfexどちらのサービスもおすすめできます。

特典

4つ目の判断基準は、特典の有無やその内容についてです。

海外送金サービスでは各サービスで期間限定の特典や初回限定特典などを用意しているケースがあります。

どうせ利用するのであれば、この特典をうまく活用して海外送金手続きを済ませておきたいものです。

2022年時点でWiseは特典を設けていませんが、Curfexでは初回限定特典が用意されています。Curfexでは初回限定特典として、初回の海外送金手続きで発生する手数料が無料になるキャンペーンが行われています。

Curfexでは総金額に対して1%の手数料が発生する仕組みとなっているため、例えば10万円を送金する予定がある場合は1,000円分の送金手数料が無料になるといったものです。

何度かに分けて送金を行う予定があるのであれば、初回に大きなお金をCurfexを利用して送金しておくとお得に送金手続きを済ませることができるのでおすすめできます。

安全性

5つ目の判断基準は、安全性についてです。

海外送金はお金を扱うものなので、やはり安全性は非常に重要視しなければならない項目と言えます。

結論から言うと、WiseとCurfexは、どちらも国が定める資金移動業者の資格を保有していますので、非常に安全なサービスになります。

また、Curfexに関しては金融庁の認可を受けており、金融庁に保証金を預けています。万が一Curfex側で債務不履行が発生した場合でも、ユーザーが利用するお金が急に払われなくなるような心配をしなくていいということからも、安全性の高さが伺えます。

WiseとCurfexのサービス比較

上記の項目を踏まえて、WiseとCurfexのサービス内容について比較表をまとめました。

自分にとって重要視したい項目を満たしているサービスはどちらかを見極める際に活用してください。


Wise

Curfex

手数料

送金手数料:

送金先の国ごとに定められている固定手数料が発生

送金手数料:

初回は無料

2回目以降は送金額の1%

送金日数

即日〜2営業日以内

即日〜2営業日以内

為替レート

市場のレートと同じものを使用

隠れ手数料なし

市場のレートと同じものを使用

隠れ手数料なし

特典

なし

初回の送金手数料が無料

安全性

資金移動業者の資格保有


資金移動業者の資格保有

金融庁からの認可あり


WiseとCurfex利用者の口コミや評判はどう?

実際にWiseとCurfexを利用している人はどういった感想を持っているのでしょうか。

各サービスの利用者の口コミや評判を紹介していきます。

Wise利用者の口コミ・評判や体験談まとめ


Wiseを利用している人の口コミや評判に関しては、以下のような声がよく見受けられます。

父に教えてもらった海外送金のWise、とてもいいな。。。手数料安い・操作簡単・送金めちゃ早

今までメガバンクの窓口までいってめちゃくちゃ手数料はらっていたよ涙 もっと早く切り替えていればよかった〜。

初めてWiseで国際送金した(クロアチア宛)。便利だし手数料が安い。中高生のころはアメリカに送金するのも手数料だけで5千円ぐらいかかった。台湾にも対応して欲しい。

wiseの送金セキュリティ難関過ぎて、承認にほぼ3週間かかって承認メールきた。




操作の簡単さやスムーズな手続きに驚きの声が多く寄せられています。実際に、銀行送金では多額の手数料がかかっていたけれどWiseなら手数料が安く済んだという実体験も見受けられました。

ほかにもWiseは知名度が高いためにさまざまな声が寄せられており、利用者の声を参考にしやすいサービスと言うこともできます。

Curfex利用者の口コミ・評判や体験談まとめ


Curfexを利用している人の口コミや評判に関しては、以下のような声がよく見受けられます。

Curfexの出金マジで早い。

Curfexは良いって聞きますね、僕は銀行送金しかやったことないですが。

Curfex送金メチャ速!

<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Curfex送金メチャ速</p>&mdash; ヤシの実クック🥥南の島ポイ活族 (@gold_coconat) <a href="https://twitter.com/gold_coconat/status/1348551661413810177?ref_src=twsrc%5Etfw">January 11, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>


送金手続きのスピーディーさと利便性が高く評価されている口コミがCurfexでは多数見受けられました。海外FXを利用しているユーザーにとっても、このスピード感は非常に人気があるようです。

また、CurfexではWiseほどたくさんのユーザーの口コミは見つかりませんでした。現在注目を集めているタイミングのため、「良いと聞いたけれどまだ使ったことがない」といった声もいくつか見られます。このことから、今後ユーザーが一気に増加する可能性が高いサービスであると言っても良いでしょう。

要望別!筆者が選ぶ海外送金サービス

WiseもCurfexも、それぞれ魅力的な要素が多い海外送金サービスです。

重視する項目が何かによって、どちらを利用すべきかが変わってきますので、ここではさまざまな要望に合わせてどちらの海外送金サービスがおすすめかを筆者視点で紹介していきます。

すでに知名度が高いサービスを利用したい場合

知名度重視で、たくさんの利用者の声を参考にしたいという場合は、Wiseがおすすめです。

Wiseは海外送金サービスの中でも、日本ではトップレベルで知名度のあるサービスになります。その分たくさんの利用者の声も集まっているため、利用者の口コミを参考にしながら利用したいという人にはWiseをおすすめします。

一方、Curfexは近年日本国内の利用者が増加中のサービスになります。今後はWiseを超える利用者となる可能性も十分にある優秀なサービスですが、現時点ではWiseの方が知名度は高いと言えるでしょう。

とにかく手数料を安く抑えたい場合

どちらも手数料が安いサービスではありますが、より安く抑えたいのであればCurfexをおすすめします。

Curfexは現在、初回手数料が無料になるキャンペーンを実施しています。もしも一度だけしか送金を行う予定がないのなら絶対にCurfexのキャンペーンを利用した手続きがお得ですし、複数回行う場合でも初回に多額を送金するような形で計画を立てれば非常に得することができます。

2回目以降の手数料に関しては、WiseはWiseが定めている送金国別の固定手数料が発生するため、どの国に送金するかで手数料に差が出てきます。

一方で、Curfexでは2回目以降も一律1%の手数料と決まっているので、毎回手数料の変動を気にする必要がないというのもおすすめできるポイントです。

海外送金先の国ごとにおすすめできるサービス


Curfexでは一律1%の手数料と決まっていますが、Wiseでは海外送金する国によって手数料が変動します。

送金する国によって、送金金額や日数などの項目でWiseとCurfexにどのような違いが出てくるのでしょうか。

以下では、送金する国の例をいくつか挙げて比較をしています。

韓国に送金する場合

送金先が韓国である場合、WiseとCurfexでは送金日数や手数料はそれぞれどのようなシュミレーションとなるのでしょうか。

また、これら2つのサービス以外で韓国への送金によく利用される海外送金手段も比較した結果は以下の記事から確認することができます。

https://curfex.ghost.io/international-money-transfer-service-comparison-for-korea-ja/

中国に送金する場合

送金先が中国である場合、WiseとCurfexでは送金日数や手数料はそれぞれどのようなシュミレーションとなるのでしょうか。

また、これら2つのサービス以外で中国への送金によく利用される海外送金手段も比較した結果は以下の記事から確認することができます。

https://curfex.ghost.io/transferring-money-family-friends-china-ja/

タイに送金する場合

送金先がタイである場合、WiseとCurfexでは送金日数や手数料はそれぞれどのようなシュミレーションとなるのでしょうか。

また、これら2つのサービス以外でタイへの送金によく利用される海外送金手段も比較した結果は以下の記事から確認することができます。



アメリカに送金する場合

送金先がアメリカである場合、WiseとCurfexでは送金日数や手数料はそれぞれどのようなシュミレーションとなるのでしょうか。

また、これら2つのサービス以外でアメリカへの送金によく利用される海外送金手段も比較した結果は以下の記事から確認することができます。

https://curfex.ghost.io/money-transfers-japan-us-basic-knowledge-ja/

ヨーロッパ・ドイツに送金する場合

送金先がヨーロッパである場合、WiseとCurfexでは送金日数や手数料はそれぞれどのようなシュミレーションとなるのでしょうか。

また、これら2つのサービス以外でヨーロッパへの送金によく利用される海外送金手段も比較した結果は以下の記事から確認することができます。


今注目の海外送金サービスを活用して、スムーズな送金を


海外送金サービスを選ぶ際には、手数料や送金日数、特典の有無、安全性などを事前に確認した上で、自分が求めているサービスを提供してくれる会社を選ぶようにしましょう。

WiseとCurfexはどちらも今注目度が高いサービスになりますが、特に初回の手数料が無料になるCurfexの海外送金サービスは非常にお得で便利に手続きを済ませられるので、ぜひ利用すべきサービスだと言えます。また、Curfexは日本市場に特化しているため、困った際に気軽に質問できるチャットボットなど日本人に寄り添ったサポートも充実しています。

今後海外送金を利用する可能性がある場合は、ぜひ今のうちにCurfexに登録しておいて、手数料無料で海外送金を行う準備をしておくことをおすすめします。

https://remit.curfex.com/jp-v2


参照元:

https://wise.com/jp/
https://wise.com/jp/terms-of-use
https://wise.com/jp/blog/revolut-wise-comparison
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1307840.html
https://www.curfex.com/
https://emotional-link.co.jp/kaigaifx/curfex/
https://fxex.jp/curfex/
https://twitter.com/aikanium/status/1605528270543286272
https://twitter.com/naruminzzz/status/1605047663699034112
https://twitter.com/uyu5k/status/1607482425868947457
https://twitter.com/Dr_Golder/status/1166603451603783681
https://twitter.com/gold_coconat/status/1348551661413810177
https://twitter.com/LZBkadjQ1ioLcCw/status/1428209860085121024